にしなりオレンジチーム について

『認知症初期集中支援チーム』として 認知症初期集中支援業務の実施、若年性認知症や支援困難症例への対応や地域の認知症対応力向上等を行っております。 認知症のことでお困りの方へ 私たちが、ご本人様・ご家族様をサポートします。 皆さまの気づきが大切です。まずはご相談ください。

認知症月間取り組みの振り返り

 やっと過ごしやすい時期がやってきましたね!🍂 今年は、本当に、夏が長かったように思います。 昼夜の温度差がある時期でもありますので、皆さん、体調管理にお気をつけくださいね😊

 早速ですが、前月の9月は、認知症月間でした。 西成区では、西成図書館のご協力を頂き、認知症関連の書物やオレンジチームのチラシ、ケアパス(認知症の情報をわかりやすく示したもの)を展示していました。 展示様子は、前記事にあります(^^)

 先日、館長様へ来館者の様子を聞きに、行かせていただきました。以下、館長様からのお言葉です。

・昨年から始めましたが、昨年よりも、立ち止まって手に取って見られておられる方、借りて行かれる方が明らかに増えていました。

・オレンジチームのチラシやケアパスの持ち帰りも増加。

・年齢増は、中高年が中心。けれど、絵本を借りられていくお母さまもいた。読み聞かせで借りられたのかもしれませんね。

・福祉関係の方と思われる方も借りて行かれていました。

 図書館の協力のもと、ありがたいお言葉を頂きました。

 

 認知症は、誰しもがなる可能性のある病気です。 認知症は、お年を重ねた人だけがなる病気とも限りません。40代、50代、60代でもなる可能性がある病気でもあります。

  ❝独りで抱え込まないでほしい❞  支援をしていると、常々、思うことであります。

  オレンジチームは、本人様やご家族様からの相談だけではありません。 支援される専門職の方からも「こういう状態なのですが、どうしたらよいですか?」などの 相談が入ることもあります。

 悩むのは、本人も家族も支援する専門職も皆、同じです 。 だからこそ、一緒に悩み、一緒に考えていくことを、大切にしたいと思っています 。

 地域の集まりなどに出向かせて頂き、認知症の話をする機会もあります。 それでも、早期発見、早期対応が難しい課題を感じています。

  館長からお聞きした反響は、興味、関心を持ってもらう取っ掛かりとして、嬉しく思います。

 認知症になっても、住み馴れた地域で、安心して生活を送ることが出来る。

 その為に、一緒に悩み、一緒に考えられる支援を目指しています。今後も、様々な機関の協力も頂きながら、早期発見、早期対応の課題へ取り組みを続けていきたいと思います。

事前情報💡

 大阪市では、9月の認知症月間に認知症の方やご家族、支援者の声を集められ、その“声”を市役所へ展示されていました!

 西成区でも、地域の方や認知症カフェ、介護サービス事業所の方々の“声”を集めさせて頂きました。その“声”を西成区バージョンで、展示する機会を検討中です!また、案内させて頂きますね😊

9月は認知症月間🍂

こんにちは!

9月は題名の通り認知症月間です。

認知症に関するイベントや講演などが多数開催される予定です。

その中で西成区の図書館で9月の間認知症に関連する書籍と認知症ケアパスやオレンジチームのチラシを一緒に置いて下さっています。

👆このように入口を入ってすぐ目につきやすい場所に置いて下さっています👆

この9月に是非一度西成図書館へ足を運んで下さり、認知症に関する書籍に触れて頂く機会を持って下さると嬉しいです✨

誰かを思いやること

こんにちは!

大型の台風が今週にも日本列島を直撃する予報が出ています🌀

発生当初は、関西に直撃してから日本列島に沿っていくとの内容でしたが直近の予報では更に下へ反れて九州に直撃してから、日本列島を横断するような予報になっています。

そしてかなり強い勢力を保ったまま横断する予報のため、今からできる備えをして備えておいてもらえればと思います。

さて本日は、少し前に呼んだ読み物から感じたことなどを書いてみたいと思います。

私たちのような相談機関でなくとも、普段から家族や友人、同僚、知人など自身と繋がっている方や時と場合によっては、全く見ず知らずの人にでも”良かれと思ってすることでも良い結果に繋がらない”ことがあると思います。

それに関しては、自身がその時におかれている立場はありますが根底には誰かのために何かができると良いなという気持ちから来ていることだと思います。

しかし、それが本当にその目の前に方のためになっているのか・”独りよがりな考え”になっていないか、 本当に相手のためになることとはどういうことなのか?

例え自分が思いやりや親切のつもりで行うことが、自立の妨げになっているのではないか?はたまた、余計な負担を感じさせることはないか?かえって、押しつけがましく迷惑と受け止められるのではないか?何気ない言葉や行動ではありますが、それをすぐに言葉や行動に移すのではなく少し立ち止まって考えるのも一つなのかなと感じました。

何故これを書いたのかということは、上記に書いた通り本当に良いことなのか?と感じること・考えることがあるからです。

誰かを思いやるということは、時として自身の思い込んでいることもあると思います。

例えば、時間がかかってでも自分で立ち上がることができる人に手を差し伸べた時にそれが絶対に良いこととは限らず『自分でできるからいいよ。』と言われ、その時は何でも手を出せば良いのではないと強く感じました。

自分の視点が足りず、その方にとってこちらの思いを押し付けてしまったなと感じた出来事でした。

そういうことからも、私たちのような相談機関はしっかりと考えながら関わりを持つことが本当に大切だと思います。

認知症があるから・こういう病気があるから、という視点ではなく、目の前の人はどういう気持ちなのか?どういう人なのか?を様々な視点で捉えながら関わる必要性を改めて学べたと感じています。

ご本人やご家族の気持ちを全て分かる・理解することは本当に難しい話ですし、それはかなりおこがましいことだと思います。

でも出来る限りその気持ちや視点に少しでも近づけることができるような気持ちを心掛けています。

様々な関わりの中で独りよがりにならないよう、普段から心掛けて一つ一つのご相談に対応できればと思います。