早いもので年の瀬ですね☃

こんにちは!

今年も早いものでもう年の瀬になりました。

12月に入った頃ぐらいまでは、そこまで冬を感じず何とも言えない季節だったと記憶してますが、一気に冬を感じるようになった今日この頃です🤧

皆さまは体調を崩さずに年越しを迎えられそうでしょうか?

最近ニュースにて、コロナ・インフルエンザ・マイコプラズマ肺炎のトリプルで大きく流行しているとニュースでもよく取り上げられています📺

コロナ禍でよく言われた基本的な感染症対策を軸に考えて対策を地道にすること、よく眠ること、しっかりと食事を食べることなどで体力をつけて年越しだけでなく冬を乗り越えたいですね☺

今年は様々なところで若年性認知症に関することを学ぶ機会が多かった1年のように感じています。

近年は、認知症を取り巻く情勢が大きく変わっています。

当事者の方の声を聞く機会も年々増えており、どう感じてどう見えているのかを今までよりももっと近い距離で感じることができるようになっていると思います。

日本自体が超高齢化社会であることから、高齢者のイメージがある病気ですが65歳未満で発症をする若年性認知症であると診断を受けた方、推測の人数も増加していってます。以前と比べると大きく異なる点として、脳梗塞などの脳に何らかのダメージを受けたことによる影響から認知症を発症する”脳血管性認知症”が圧倒的に多かったですが、近年では”アルツハイマー型認知症”と診断を受ける方が増えたとのことでした。

高齢の方との違いは年齢だけではなく、働き盛りの年代であったり子育て世代であったりと、考えることや検討することが異なる点も大きな違いの1つだと思います。

診断を受けるまでの迷い、受けてからの迷い、どうしていけば良いのかなどを一緒に考えていくことができるのが、様々な相談窓口がある中の1つとしてオレンジチームがあります。

どのような方であっても、何らかの制度やサービスに繋がれば全て安心・解決ということはなく、それぞれの人生があるようにそれぞれの考え方や思いを伺いながら一緒に考えていくことができれば良いなという思いを持ちながら関わるよう心掛けています。

どの年代の方であっても、何か少しでも気掛かりなことから小さなことかもしれないと感じることでも良いので、お気軽にご相談下さいね📪

今週末はとても寒くなるとの予報も出ているため、体調など気をつけながら良いお年をお迎えください🌄🎍

こどもたちが認知症サポーターになってくれました。

明日から師走なんですね!何もかもが足早に通り過ぎて行くのは歳のせいだけではないような気もするのですが(笑)。外はすっかり寒いですし、インフルエンザも流行する時期です。年越しに向かって元気にがんばりたいものですね。

さて、6月には認知症サポーター養成講座についてお伝えしました。西成区オレンジリングの会では、区内の福祉施設さんや企業さんなどさまざまなところからご依頼をいただき、講座を開催しています。

そういうわけで今月は、山王集会所で実施した認知症キッズサポーター養成講座※についてお伝えします。ポランティア・市民活動センターさんを通じてご依頼をいただきました。

今回は『キッズ』ということで山王こどもセンターさん、こどもの里さんから、こどもたちが集まってくれました。

まずはアイスブレイクのクイズから始まりましたが、とにかくみんな元気元気!

『はい!』『はい!』と手を挙げて答えたい気持ちが溢れているんですね。付添の職員さんらも同じように手を挙げてくれて、本題に入る前から早くも会場の雰囲気は温まっています。いい感じですね。

目の前のこどもたちを見ていて、『ああ思ったことをその場で素直に伝えるっていいなあ。そうやって人はつながっていくんだなあ』と改めてしみじみ感じました。

困っている人に声をかけてみようと思い、がんばって声をかけてみることも、とっても尊いことではないでしょうか。それはまさに“身近にいる人を見守り応援する“という認知症サポーターの理念にも繋がっています。

本題の説明に入る前から、こどもたちは認知症キッズサポーターの素質を見せてくれています。

このあと講座は認知症についての説明、そして寸劇へと進んでいきます。

認知症には残念ながら治す薬はないけど、早く治療できれば、進行を遅らせたり症状を軽くすることができるという説明を聞いて、『おじいちゃんが病気で物忘れも出てきたけど、退院して良くなってきたよ!』と教えてくれた子がいました。

寸劇の設定は“近所のおじいさんがキョロキョロと不安そうな顔で歩いているのに、あなたは気付きました”というものです。私はおじいさん役で参加しました。

先に悪い声かけの例をやりました。見てみてどう感じたか問いかけると…

『声のかけ方が怖かった』『冷たかった』『自分の言いたいことだけ言って、おじいさんを助けていなかった』

う~ん、なかなか鋭いところ突いているね。あんな言われ方されたら、余計に不安になるし、腹も立ってしまうね。

それから、良い声かけの例を見てもらうと…

『やさしく声をかけてあげていた』『どうして困っているのか、ちゃんと聞いていた』『おじいさんがわかる場所まで一緒に付いて行ってあげて親切だった』

そうそう、困ってそうな人がいたら、最初にどうしたのか尋ねてみるのが大事だね。それから、自分で帰れそうな場所まで案内してあげたから、おじいさんもすごくホッとして笑っていたよね。それとね、もし自分だけではできないな思った時には、無理をせずに近くのお店の人や先生、親などに助けを求めることも大事だから覚えておいてね。

こどもたちは、私たちが伝えたいことをこちらが説明する前から、しっかり理解してくれていました。

最後に受講の証である認知症キッズサポーターカードの贈呈式を行って、終了となりました。

実は後日談がありまして、ボランティア・市民活動センターの方からこんなエピソードを聴きました。

『翌日の西成区民まつりで当日参加していたこどもと会ったのですが、その子が私に自信満々にカードを見せてくれて、「今日、活躍できるかもしれないから持ってきた!」と元気よく伝えてくれました。』

この子はきっと『困っている人がいたら、勇気を出して声をかけることが大事なんや!』という私たちが一番伝えたいメッセージを受け取ってくれたのではないでしょうか。そんなこどもたちがこれからも増えていきますように!

こどもたち向けの認知症サポーター養成講座にスタッフとして参加するのは初めての体験でした。こどもたちからたくさんのことを教えてもらいました。本当にありがとうございました。

※認知症キッズサポーター養成講座:小学生中学生対象の認知症サポーター養成講座のことです。西成区内で講座開催のご要望がありましたら、西成区オレンジリングの会事務局(☎06-6656-0080)へお問合せください。

認知症月間取り組みの振り返り

 やっと過ごしやすい時期がやってきましたね!🍂 今年は、本当に、夏が長かったように思います。 昼夜の温度差がある時期でもありますので、皆さん、体調管理にお気をつけくださいね😊

 早速ですが、前月の9月は、認知症月間でした。 西成区では、西成図書館のご協力を頂き、認知症関連の書物やオレンジチームのチラシ、ケアパス(認知症の情報をわかりやすく示したもの)を展示していました。 展示様子は、前記事にあります(^^)

 先日、館長様へ来館者の様子を聞きに、行かせていただきました。以下、館長様からのお言葉です。

・昨年から始めましたが、昨年よりも、立ち止まって手に取って見られておられる方、借りて行かれる方が明らかに増えていました。

・オレンジチームのチラシやケアパスの持ち帰りも増加。

・年齢増は、中高年が中心。けれど、絵本を借りられていくお母さまもいた。読み聞かせで借りられたのかもしれませんね。

・福祉関係の方と思われる方も借りて行かれていました。

 図書館の協力のもと、ありがたいお言葉を頂きました。

 

 認知症は、誰しもがなる可能性のある病気です。 認知症は、お年を重ねた人だけがなる病気とも限りません。40代、50代、60代でもなる可能性がある病気でもあります。

  ❝独りで抱え込まないでほしい❞  支援をしていると、常々、思うことであります。

  オレンジチームは、本人様やご家族様からの相談だけではありません。 支援される専門職の方からも「こういう状態なのですが、どうしたらよいですか?」などの 相談が入ることもあります。

 悩むのは、本人も家族も支援する専門職も皆、同じです 。 だからこそ、一緒に悩み、一緒に考えていくことを、大切にしたいと思っています 。

 地域の集まりなどに出向かせて頂き、認知症の話をする機会もあります。 それでも、早期発見、早期対応が難しい課題を感じています。

  館長からお聞きした反響は、興味、関心を持ってもらう取っ掛かりとして、嬉しく思います。

 認知症になっても、住み馴れた地域で、安心して生活を送ることが出来る。

 その為に、一緒に悩み、一緒に考えられる支援を目指しています。今後も、様々な機関の協力も頂きながら、早期発見、早期対応の課題へ取り組みを続けていきたいと思います。

事前情報💡

 大阪市では、9月の認知症月間に認知症の方やご家族、支援者の声を集められ、その“声”を市役所へ展示されていました!

 西成区でも、地域の方や認知症カフェ、介護サービス事業所の方々の“声”を集めさせて頂きました。その“声”を西成区バージョンで、展示する機会を検討中です!また、案内させて頂きますね😊