若年性認知症を学ぶ✍

こんにちは🌞

今まで感じていた夏の暑さよりも暑い日が続いている今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

再びコロナが流行しており、様々なところで感染している方が増えているように感じます😫

定期的に若年性認知症の研修へ参加しているんですが、8月初旬に開催されたので参加してきました。

まず若年性認知症についてですが、近年様々なドラマや映画、漫画を含めた書籍などで扱われることが増えているので耳にされたことがある方は多いのかなと思います。

定義としては、18歳~64歳の間に認知症を発症した方を指します。

しかし元々何らかの障がいをお持ちである方は該当しませんが、年齢を重ねることで障がいとは関係なく認知症を発症する方もいらっしゃいます。

今回参加した研修では、医学的に見た疾患としての若年性認知症とはどういうものなのか、地域の中でご本人と一緒に行う取り組みについて、ご本人が望むものやことについて実際に声を聞くというこの3つでした。

医学的な・疾患としてのことはそこまで大きく変わることはないですが、定期的な自分自身の振り返りと情報のアップデートとして聞きました。(新しいお薬のことは別です)

ごく少数ですが、実際に若年性認知症と診断を受けた・もしかしたらそうかもしれないと感じるという相談を伺います。

その中で、ご高齢の方とは同じアルツハイマー型認知症との診断であっても症状の出方が違うなと感じることは、よくありました。

どちらか一方が必ずこの症状が出る、とは限らないですが、ある程度傾向があるのですが、それとは違うなと感じていたのできちんと裏付けされた知識として知ることの大切さを改めて感じながら聞くことができました👂

そして今住んでいる地域でどう暮らしていくのか?という疑問はどういった方でも感じることです。

その疑問に対し、実際に地域の中でご本人が出来ること・持っている力を発揮できる場所や居場所とはどういう成り立ちで、どういう動きをしているのかについての話を聞くことができました。

今すぐでなくても、何らかの形でいつかこの西成区でそういう居場所ができればなとも考えることができました。

もちろんそれは、ご本人やご家族などより身近な方がどう思っているのか、どう感じているのかに応じたものであり、私たちの思いだけで何かを創出するものではありません。

そして最後に、ご本人と直接お話をする機会がありました。

以前参加したものでは、ご本人の声を聞く機会はありましたが直接お話をする機会はあまりなかったのでとても新鮮な気持ちで参加できました。

実際のご相談では、医療的なことや何らかのサービスについてのこと、今の生活に即した事柄の話がどうしても多くなるので、なかなかそういった居場所とは?どういうものが良いか?などの話をする機会がとても少ないです。

短い時間の中で、話した方を通して見える地域やその方の人生・モノの見え方などを体感できたような感覚を持つことできました。

どうしても認知症=ご高齢の方の病気、のようなイメージが強いなと感じます。

絶対数はかなり異なりますが、年齢がお若い方でも誰にでもなりうるものです。

こうして思っている私自身もその可能性はあります。

過度に怖がらずに、まず知ることで見え方はかなり変わると思います。

例え若年性認知症と診断されたからといって、もう人生がまるで終わったかのようなことはなく、診断を受けてもそれぞれ出来る事や得意なこと、分かることはたくさんあると思います。

ご自身・ご家族・周囲の方、全ての方が正しく理解をすることはなかなか難しいですが、まず少しでも正しい知識を持っておくことでもし身近に診断を受けた方がいた時の関わり方やお声がけなど変わると思います。

全てにおいての正解はないですが、その方やご家族・周囲の方に合ったやり方や関わり方・言葉は異なるので本当に一概に何が良いのかは難しいですが、一緒に悩むこと・一緒に何かを考えること・何かを感じることで伝わることもあると私は思うため、オレンジチームや認知症地域支援推進員という立場からになりますが、一緒に何かを感じていけたら良いなと思います💭

本日は、あまり書く機会がない研修の話を書いてみました🖊

相談に対応するだけではなく、何か発信するだけではなく、新しいことや変わらないものを受け取ることもしているんだなと知ってもらえればと思います!

なかなか長くなりましたが、こちらのオレンジチームでは西成区にご住所がある方であれば相談を伺うことができます。

※ご家族や知人の方などは西成区ご在住である必要はなく、あくまでご相談をしたい方が西成区にご在住であれば対応可能です。

何か聞いてみたい・少し困っているかもしれない・こういう時はどうすれば良い?などの相談から、もしかしたら認知症なのかもしれない・認知症と診断されたけどこれからどうすれば良い?などの対応も行っています。

電話でのご相談や、このホームページ内にあるお問い合わせフォームからメール📧を送信下さっての対応もしていますので、お気軽にご連絡くださいね📞

工夫して暑い夏を乗り切りましょう

こんにちは!

下半期も突入しました!

先日は、梅雨明け前にも関らず、静岡県で40.0℃が観測されましたね🤯

梅雨も明け、本格的な夏の到来です 🌻

近年、猛暑日に熱帯夜…危険な暑さの日もあります。

    

そこで、今日は、夏を乗り切るための工夫について、お話しようかと思います。

「汗もあまり出ないし、トイレが近くなるから、水分取ることは消極的です。」「クーラーは肌の表面が冷たくなるし、苦手…。」と言った声もちらほら聞きます 。

トイレ問題は、本当によく耳にします。

エアコン問題も現代でこそ、使用促進されていますが、苦手な方も多いのではないでしょうか?

暑さは、熱中症以外にも、体内水分量が減ることで、健康リスクが生じやすくなります。

脱水で、血液がドロドロになり、血栓が出来ることで発症する脳梗塞もあります。

症状も熱中症に似ていると言われています。対応が遅れることで、後遺症が残り、生活に支障が出ることもあるのです。

どのようなことも❝予防❞が大切です。

   

「必ず、見える所(リビングの机の上)に水分を置いています。目についたタイミングで、口の中を潤わせる様にしています。」

「水筒いっぱい入れて、1日で飲み切っています。」

「肌が冷たくなるのが嫌なので、半そでではなく、薄い長袖や羽織りもの、アームカバーを着ています。」

「クーラーは苦手なので、扇風機+首元に氷嚢を当てて、過ごしています。」

「暑い日こそ、大型スーパーなど室内で、空調が整っている所に出ていきます。」

など、工夫されている話もお聞きします👂

  

私自身も、実は…水分を摂ることが少ないです。私は、トイレ後と食事時は、必ず水分摂取。を意識しています。随分、習慣ついてきました。

トイレの問題やエアコン問題もあるかと思います。ただ、意識一つで予防することも出来ます。

今一度、皆様も生活の見直し、工夫をしてみて、暑い夏を乗り切って行きましょう🎐

フレッシュな認知症サポーターが生まれました。

ようやく大阪も梅雨入りしました。しっかり食べて・動いて・寝て、元気に乗り切りたいですね。

さて、今月は府立西成高校で開催した認知症サポーター養成講座に西成区オレンジリングの会※のメンバーとして参加してきました。

西成高校からは毎年ご依頼をいただいていて、教室には受講を希望した生徒さんが集まってくれています。今年は2年生の生徒さんたちでした。

講座は前半の講義と後半の寸劇の2本立てで行っています。

寸劇は“コンビニ編”。お店の常連さんである高齢の男性が、もう支払ったはずの領収書を持って来店、そして『料金払いに来た!』と店員に伝える…というシナリオです。

まず、“悪い対応例”を寸劇で見てもらいました。悪い対応というのは要するにお客さんの間違いをあからさまに、しかも冷たく指摘して、責めてしまうような接客のことなんですね。

休憩を挟み、小グループに分かれて、“どこが悪くて、どう直せば良くなるか“について話し合ってもらいました。それから、話し合った結果をグループそれぞれから発表してもらいました。

すると『もっとゆっくり丁寧な口調でお客さんに話した方がいいと思う』とか『一緒に領収書を見て、説明すれば、お客さんも安心できると思う』という意見が挙がり、その考えを活かした”良い対応ができる店員”をロールプレイでアドリブいっぱいに演じて見せてくれました。

お客さんの話をゆっくり聴くという場面は、普段の忙しいコンビニではあまり見ない光景かもしれませんね。でも、困っていたお客さんが、店を出るときには笑って帰っていくので、それを見ている生徒さんも私たちもつい楽しくなって笑っていました。

こうして今年も、西成で若い認知症サポーターが生まれました。近くで困っている人に出会ったときには今日学んだことを活かして、対応してほしいなと願っています。

認知症サポーターは、自分の近くにいる認知症の人やその家族を暖かい気持ちで応援する人です。決して、何か特別なことをしなくても大丈夫です。

西成区内の講座に関するお問合せは、西成区オレンジリングの会事務局(☎06-6656-0080)へお問合せください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

認知症のことなら、にしなりオレンジチームへお気軽にご相談ください。

※西成区オレンジリングの会 ・・・認知症理解の普及のため、介護保険事業所や地域包括支援センターなどのメンバーが集まって、認知症になっても安心して暮らせるまちをめざして、西成区内で活動しています。