オレンジサポーター地域活動促進事業について

こんにちは。認知症地域支援コーディネーターの竹垣です。

今回は、令和2年度より開始された認知症施策の新しい事業のご紹介です。

これまでにも認知症の施策として、認知症サポーター、認知症カフェ、認知症ケアパス、認知症初期集中支援チーム、認知症地域支援推進員…etc. と、数々の事業が行われてきました。

そして、今年度より「オレンジサポーター地域活動促進事業」という新たな事業が始まりました。

◆オレンジサポーター地域活動促進事業とは?

認知症の人やその家族と支援者とを繋ぎ、認知症の人が住みやすい地域となるように、ボランティアや企業・団体など、地域の様々な資源を活用していく事業です。

そしてこの事業には以下の3つの枠組みがあります。

1.オレンジサポーター

2.ち~むオレンジサポーター

3.オレンジパートナー

・オレンジサポーターとは

認知症サポーター養成講座を受講後、ステップアップ研修を受けることで取得可能。 見守りや外出支援、認知症カフェ等でのお手伝いを行う者のこと。  ※認知症サポーター(認知症に関する正しい知識と理解をもち、地域や職域で、認知症の人や家族に対してできる範囲で手助けをする人のこと)

・ち~むオレンジサポーター(仮)とは

オレンジサポーターで構成される、認知症の人やその家族を中心に、地域の人や支援者、企業などと共に支える仕組みをもった地域全体をチームと捉えた団体のこと。  ※チーム名は自由に設定可能です。

オレンジパートナーとは

認知症の人にやさしい取り組みを行っている企業・団体のこと。 やさしい取り組みとは、例えば、認知症についての理解があり、声かけや手続きの支援、専用窓口を設けているなどです。この取組みを発信していくことで、街全体にその輪を広げ、認知症の人が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる社会の実現をめざしていきます。

認知症地域支援コーディネーターが、上記3つの枠組みを上手く連携させながら、認知症支援の促進を図っていきます。

・認知症地域支援コーディネーターとは

「オレンジサポーター」や「ち~むオレンジサポーター」が、円滑に認知症の人への支援を行うことができるように調整や助言を行う者のこと。 また、支援者と支援希望者とを繋ぐだけでなく、認知症の人にやさしい取り組みを行う企業・団体を「オレンジパートナー」として「ち~むオレンジサポーター」との連携を図り、社会貢献活動を促進させていきます。

もし本記事を読まれた西成区内の認知症サポーター(オレンジリングを持っている方)や認知症の人へのやさしい取り組みを行っている企業・団体様がございましたら、ご一報いただけると幸いです。

連絡先:玉出包括支援センター

06-6651-6888

認知症地域支援コーディネーター 竹垣 まで