七夕に願いを込めて☆彡

七夕と言えば、おりひめ と ひこぼし が、年に一度七月七日の夜だけ天の川を渡って会うことを許されて…という恋のストーリー伝説ですよね。今年の天の川、ご覧になれましたか?

むかしむかし、朝鮮半島から日本に伝えられたとされる七夕伝説。大阪では天野川がある枚方市や交野市が七夕伝説ゆかりのまちとして有名です。

七夕伝説ゆかりのまち・枚方市 | 枚方市ホームページ

毎年この時期になると、子どもも大人も思い思いに願い事を短冊に書いて、笹に結びつけて祈る風習が現代まで息づいているわけですね。

私たちがお仕事で普段お世話になっている『梅南・橘ブランチ(総合相談窓口)』や『あんしんさぽーと(権利擁護センター)』がある『はぎのさと別館』でも地域の方々の願い事を結んだ笹が玄関に飾られました。

大阪市認知症ナビ

お金の管理や手続きのこと | 西成区社会福祉協議会

そんな中でユニークな短冊を見つけました↓↓

実はこれを書いた方とは大変面識がありまして。と申しますか、オレンジチームの仕事でご支援させていただいたことがある方です。 認知症によって、直前のことを忘れてしまうので、どうしてもお金の管理が難しくなり、特に生活費のやりくりにはとてもご苦労なさっていました。

そこで、先にご紹介したブランチさんを通じて、あんしんさぽーとさんと繋がり、通帳管理や家賃などの支払いサービスを受けておられます。今ではお金の心配は随分なくなったそうです。でも、まだ最近のことですから、お金の苦労を身に染みて知っておられるのでしょう。『えんがありません』とは、これはまたダジャレが効いているではありませんか❣

意外に思われるかもしれませんが、ダジャレって頭が回転しないとなかなか言えないものです。“認知症”と“頭の回転”は、また別の物だということがよくわかりますね。

『はぎのさと別館』では毎週(水)に百歳体操もやっていて、この方はそれにも参加していたり、西成区老人福祉センターにも通うのが日課になっていて、住み慣れた場所から離れることなく、元気に暮らしておられます。

大阪市西成区:「百歳体操」を始めてみませんか? (…>健康・衛生>健康づくり・健康相談)

老人福祉センター | 西成区社会福祉協議会

昨年の1月に施行された認知症基本法によって、国では『新しい認知症観』を次のように示しています。

『認知症になったら何もできなく なるのではなく、認知症になってからも、一人一人が個人としてできること・ やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという考え方である。』

001344090.pdf(厚生労働省:認知症施策推進基本計画)

西成に住む全ての人がいきいきと暮らせますように。

そのために私たちはいつも傍で見守る支援者でありたい。

そう願いを込めて今月の筆を置きます。

暑さ厳しき折、くれぐれも熱中症にはお気をつけてお過ごしください🍧

正しく知ることとは?

こんにちは!

昨日、あっという間に梅雨明けをしたとニュースでしていましたね☔

今までの梅雨のイメージとは、全く違う雨の降り方だなぁと感じる今日この頃です。

まだ6月ですが早速夏本番ということで、各地真夏のような気温であったり熱中症で救急搬送をされていることが増えています。

そんな身体がついていっているようなそうでないような・・・な日々ですが、皆様は体調いかがでしょうか?

あまり四季を感じられず、夏がとても長いためこれが何カ月続いていくのか・・・というところですが、水分補給を積極的に行いながら涼みながら体調を崩さないようにしていければなぁと思っています💭

そんな今日は、夏の話・・・ではなく昨今様々な場面や媒体で聞くことが増えている、”ヤングケアラー”について少し書いてみようかと思います✍

私が今までご相談を頂いてきたもので、今現役でヤングケアラーと言われる世代の方はゼロではないですが少数ながらおられました。

現役ではなく、過去を振り返った時にご相談にて対応した方のご家族がその分類に当てはまるのかもしれないと思います、と話したこともありました。

そんな中、今様々なところからヤングケアラーを知ろうというものが多数あります。

例えばですが、👇にURLを貼ったような記事を見かけたので紹介します。

https://kaigo-postseven.com/195615#google_vignette

言葉は知っていても、実際どういう方が当てはまるのか?どういうことをしているんだろうか?などを動画を通して見ると、より理解が深まりやすいかなと感じ、紹介しました!

今回はこのヤングケアラーということを紹介しましたが、オレンジチームは相談機関であると同時に認知症に関すること(ご病気としてなど)の正しい知識を伝えていく役割もあります。

今は何らか情報を得ようと思えば、スマートフォンなどを使用して検索して知ることが当たり前になっています。

検索だけではなく、私も使っていますがAI(例:ChatGPT)に聞いて知ることも機会としては増えていることだと思います。

それ以外であれば、例えばSNSやYouTubeなどで様々な方が様々な発信をしています。

どれが正しいのか、間違っているのかを判別することが、年々難しくもなっているようにも感じます。

今は正しいとされる知識も、今後は変わることもあると思います。

ただこの認知症に関するかとだけではなくどういったことでも共通して言えると思うことは、1つのご自身で見聞きしたことや何らかで知り得たことだけではなく、様々なものから様々な意見や見方を知り理解を深めることと、漠然と排除をしようとせずに何故自身がそう思うのか?という視点を持つことも1つの方法なのかな?と私は思います。

認知症=大変な人、すべて忘れる・・・ということはありません。

様々な症状があること、認知症の人ではなく・あくまで目の前の人の一部分に認知症があるという風に考えることを色んな方々とお会いして・話して、直接的な言葉ではなくても教えてくれたように感じています。

今後、ご高齢の方はもっと増加していきますし、若年性認知症の方も増えていくと思います。

人口割合の話はもちろんありますが、社会の中で隔離をするのではなく一緒に生きていく・・・言い方は綺麗な言い方ですが、ここをどうしていくのか?が今後課題でもあり、考えないといけないことだと思います。

そのためにも、私たちのような相談機関は、今すぐではないがちょっと知っておきたいという話から、ちょっと不安で・・・、今後の生活を含めて相談したい、など様々な相談を実際頂きますので、こんなんで相談するのはな・・・と思わず、少し聞いてみたいという気持ちがあれば、お気軽にご連絡をいただければと思います!

その際は、電話(📞:06-6651-6000)やこのHPのお問い合わせフォームなど、ご相談を頂く方のタイミングや生活から対応しやすい方法でご連絡をください😊

第三者が関わるということ

 皆さん、こんにちは!

  6月目前!今年も半年が経過しようとしています。 過ごしやすい日も出てきていますね😊

 さて、改めてとなりますが私たちオレンジチームは認知症に特化した支援チームです。我々のもとにも電話やメールで様々な相談が届いています。

 例えば・・・

 ・ご家族さんはじめ身近な方からご本人のもの忘れの心配やご家族間の関係性の増悪…

 ・支援者(包括支援センターやケアマネージャーなど)から状態悪化(その方にしか見えない物が見えて不穏になられている、家賃滞納が重なり、家での生活が出来なくなりそうであるなど)相談等々・・・相談も様々です。

 今回は、第三者が関わることについて感じていることをお話しします。

 まずは、身近な方からの相談です💡

 もの忘れしていることに対し、同居 or 別居家族、身近な方から本人へ伝えると「そんなことない!」「〇〇の方が認知症や!」などと返ってくることはありませんか?

 身近な方からの相談の時はたいていお聞きします。 身近な方は、身近で本人変化を感じられる。心配・・・ 。けれど、当の本人は身近な方からの言葉・・・。 引っ掛かる方もいらっしゃいます。

自身の変化に気づいておられる方もいらっしゃいます。 そんな中の身近な方の言葉に受容出来ず、反発してしまう。心配しているから伝えているのに!と悪循環となり、関係性不和となることも多々お聞きします。

 そんな時は、第三者からのアプローチも視野に入れてみて下さい。

 実際、身近な方からの話は素直に聞き入れることが難しく、悩まれた相談者から相談を受け、オレンジチームと本人接触させて頂くことは多々あります(ご本人へ相談者から相談を受けたお伝えすることもあれば、相談を受けたことは伏せ、ご年配の方の戸別訪問と伝えて訪問することもあります。事前にアプローチの仕方は一緒に考えさせて頂いています。)

 日常生活の聞き取りの過程で、ご本人から「最近年でよく忘れるの。」と話される方もいらっしゃいます。私たちはご本人の「忘れることがある」“不安な気持ち”に寄り添わせて頂き、関わりを持つことを心がけています。

 すると徐々に「家族にも指摘されていたけれど、意固地になっちゃって。」などと胸の内を話して下さる方も中には居ます。

 自分をよく知られていないからこそ胸の内を外に出される。これは、第三者だからこそ出来ることだと感じています。

 お互いの為に第三者の関わりも一つ。身近な方だけで抱え込まれず、第三者への相談も検討してみて下さいね😊

 続いては…支援者さんからの相談です💡

 ヘルパーやデイサービスなど介護サービスを使っているけれど、ここ最近ご本人が怒りっぽくなった、本人にしか見えない何かと本人が話をしている。以前と様子が異なる。何かあるのでしょうか?といった様な相談もあります。

 その際は、ケアマネージャーさんなど支援者さんからご本人さんの情報や支援者さんの見立てを聴かせて頂きます。オレンジチームの見立ても伝えさせて頂きます。ご本人が安全に安心して生活出来る様に一緒に考えさせて頂いています。 その過程で医療的な見立てが必要となった際は、専門医療の見立てを頂くこともあります。

 中には、住み馴れた自宅での生活が厳しくなられる方もいらっしゃいます。その際はご本人の意向を尊重しながら、支援機関間と連携を図り、住まいを自宅から施設へ変わられる部分に携わることもあります。

 相談内容は様々ですが、身近な方も支援者さんも抱え込まずにいてもらいたい。そんな思いでチーム支援を行っています。

 暑い季節もそこまでやってきていますね。身体第一にお過ごし下さいね☺️