誰かを思いやること

こんにちは!

大型の台風が今週にも日本列島を直撃する予報が出ています🌀

発生当初は、関西に直撃してから日本列島に沿っていくとの内容でしたが直近の予報では更に下へ反れて九州に直撃してから、日本列島を横断するような予報になっています。

そしてかなり強い勢力を保ったまま横断する予報のため、今からできる備えをして備えておいてもらえればと思います。

さて本日は、少し前に呼んだ読み物から感じたことなどを書いてみたいと思います。

私たちのような相談機関でなくとも、普段から家族や友人、同僚、知人など自身と繋がっている方や時と場合によっては、全く見ず知らずの人にでも”良かれと思ってすることでも良い結果に繋がらない”ことがあると思います。

それに関しては、自身がその時におかれている立場はありますが根底には誰かのために何かができると良いなという気持ちから来ていることだと思います。

しかし、それが本当にその目の前に方のためになっているのか・”独りよがりな考え”になっていないか、 本当に相手のためになることとはどういうことなのか?

例え自分が思いやりや親切のつもりで行うことが、自立の妨げになっているのではないか?はたまた、余計な負担を感じさせることはないか?かえって、押しつけがましく迷惑と受け止められるのではないか?何気ない言葉や行動ではありますが、それをすぐに言葉や行動に移すのではなく少し立ち止まって考えるのも一つなのかなと感じました。

何故これを書いたのかということは、上記に書いた通り本当に良いことなのか?と感じること・考えることがあるからです。

誰かを思いやるということは、時として自身の思い込んでいることもあると思います。

例えば、時間がかかってでも自分で立ち上がることができる人に手を差し伸べた時にそれが絶対に良いこととは限らず『自分でできるからいいよ。』と言われ、その時は何でも手を出せば良いのではないと強く感じました。

自分の視点が足りず、その方にとってこちらの思いを押し付けてしまったなと感じた出来事でした。

そういうことからも、私たちのような相談機関はしっかりと考えながら関わりを持つことが本当に大切だと思います。

認知症があるから・こういう病気があるから、という視点ではなく、目の前の人はどういう気持ちなのか?どういう人なのか?を様々な視点で捉えながら関わる必要性を改めて学べたと感じています。

ご本人やご家族の気持ちを全て分かる・理解することは本当に難しい話ですし、それはかなりおこがましいことだと思います。

でも出来る限りその気持ちや視点に少しでも近づけることができるような気持ちを心掛けています。

様々な関わりの中で独りよがりにならないよう、普段から心掛けて一つ一つのご相談に対応できればと思います。

若年性認知症を学ぶ✍

こんにちは🌞

今まで感じていた夏の暑さよりも暑い日が続いている今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

再びコロナが流行しており、様々なところで感染している方が増えているように感じます😫

定期的に若年性認知症の研修へ参加しているんですが、8月初旬に開催されたので参加してきました。

まず若年性認知症についてですが、近年様々なドラマや映画、漫画を含めた書籍などで扱われることが増えているので耳にされたことがある方は多いのかなと思います。

定義としては、18歳~64歳の間に認知症を発症した方を指します。

しかし元々何らかの障がいをお持ちである方は該当しませんが、年齢を重ねることで障がいとは関係なく認知症を発症する方もいらっしゃいます。

今回参加した研修では、医学的に見た疾患としての若年性認知症とはどういうものなのか、地域の中でご本人と一緒に行う取り組みについて、ご本人が望むものやことについて実際に声を聞くというこの3つでした。

医学的な・疾患としてのことはそこまで大きく変わることはないですが、定期的な自分自身の振り返りと情報のアップデートとして聞きました。(新しいお薬のことは別です)

ごく少数ですが、実際に若年性認知症と診断を受けた・もしかしたらそうかもしれないと感じるという相談を伺います。

その中で、ご高齢の方とは同じアルツハイマー型認知症との診断であっても症状の出方が違うなと感じることは、よくありました。

どちらか一方が必ずこの症状が出る、とは限らないですが、ある程度傾向があるのですが、それとは違うなと感じていたのできちんと裏付けされた知識として知ることの大切さを改めて感じながら聞くことができました👂

そして今住んでいる地域でどう暮らしていくのか?という疑問はどういった方でも感じることです。

その疑問に対し、実際に地域の中でご本人が出来ること・持っている力を発揮できる場所や居場所とはどういう成り立ちで、どういう動きをしているのかについての話を聞くことができました。

今すぐでなくても、何らかの形でいつかこの西成区でそういう居場所ができればなとも考えることができました。

もちろんそれは、ご本人やご家族などより身近な方がどう思っているのか、どう感じているのかに応じたものであり、私たちの思いだけで何かを創出するものではありません。

そして最後に、ご本人と直接お話をする機会がありました。

以前参加したものでは、ご本人の声を聞く機会はありましたが直接お話をする機会はあまりなかったのでとても新鮮な気持ちで参加できました。

実際のご相談では、医療的なことや何らかのサービスについてのこと、今の生活に即した事柄の話がどうしても多くなるので、なかなかそういった居場所とは?どういうものが良いか?などの話をする機会がとても少ないです。

短い時間の中で、話した方を通して見える地域やその方の人生・モノの見え方などを体感できたような感覚を持つことできました。

どうしても認知症=ご高齢の方の病気、のようなイメージが強いなと感じます。

絶対数はかなり異なりますが、年齢がお若い方でも誰にでもなりうるものです。

こうして思っている私自身もその可能性はあります。

過度に怖がらずに、まず知ることで見え方はかなり変わると思います。

例え若年性認知症と診断されたからといって、もう人生がまるで終わったかのようなことはなく、診断を受けてもそれぞれ出来る事や得意なこと、分かることはたくさんあると思います。

ご自身・ご家族・周囲の方、全ての方が正しく理解をすることはなかなか難しいですが、まず少しでも正しい知識を持っておくことでもし身近に診断を受けた方がいた時の関わり方やお声がけなど変わると思います。

全てにおいての正解はないですが、その方やご家族・周囲の方に合ったやり方や関わり方・言葉は異なるので本当に一概に何が良いのかは難しいですが、一緒に悩むこと・一緒に何かを考えること・何かを感じることで伝わることもあると私は思うため、オレンジチームや認知症地域支援推進員という立場からになりますが、一緒に何かを感じていけたら良いなと思います💭

本日は、あまり書く機会がない研修の話を書いてみました🖊

相談に対応するだけではなく、何か発信するだけではなく、新しいことや変わらないものを受け取ることもしているんだなと知ってもらえればと思います!

なかなか長くなりましたが、こちらのオレンジチームでは西成区にご住所がある方であれば相談を伺うことができます。

※ご家族や知人の方などは西成区ご在住である必要はなく、あくまでご相談をしたい方が西成区にご在住であれば対応可能です。

何か聞いてみたい・少し困っているかもしれない・こういう時はどうすれば良い?などの相談から、もしかしたら認知症なのかもしれない・認知症と診断されたけどこれからどうすれば良い?などの対応も行っています。

電話でのご相談や、このホームページ内にあるお問い合わせフォームからメール📧を送信下さっての対応もしていますので、お気軽にご連絡くださいね📞